烏山のみんなのまなび場「CFFまなカフェ」実施中!-NPO法人CFFジャパン
活動ニュース 2023.10.30「NPO法人CFFジャパン」は、「未来の基盤である子どもと青少年と、共に育ち合いながら、その誰もが未来に希望を持てる社会を築くこと」をミッションに掲げ、フィリピン・マレーシア・ミャンマーでの子どもの支援・児童養護施設を運営し、日本の学生を対象とした現地を訪問するボランティアプログラムを実施しています。ボランティアプログラムを通し、世界・社会の課題解決の担い手となる人材育成も行っています。
2023年度の「東急子ども応援プログラム」では、世田谷区の烏山地域で小学生の学習支援などを行う放課後の居場所「まなカフェ」の運営を支援しています。さまざまな背景を抱えた小学生たちを支援するのは、ボランティアの高校生・大学生。小学生たちも、思春期の悩みを抱えたボランティアたちも、一人ひとりが尊重され、自分たち自身で自分たちのことが決められる居場所づくりが行われています。小学生の健やかな成長と、高校生・大学生の社会参画の両方を実現する「まなカフェ」は、地域の居場所づくりの先進事例として、他の地域に波及していくことも期待されます。
今回伺ったのは、ハロウィン間近の「まなカフェ」。小学生はそれぞれ宿題を持参し、ボランティア1人に子どもが1~3人程度のグループで学習を進めます。黙々と進める子、ボランティアに甘えながら進める子、途中で体操を始める子など様々ですが、子どもの個性に合わせ対応するボランティア、全体の様子を見守り声かけするCFFスタッフ、とても温かな空間でした。毎週、子どもとボランティアの組み合わせや座席、宿題が物足りない子どもへの課題などを考えているのはボランティアの高校生。まなカフェ終了後はボランティアとCFFスタッフ全員で子どもたち一人ひとりの様子や課題を共有し、次の支援につなげます。子どもに向き合っている時の笑顔と違い、とても真剣な表情で子どもたちの様子を伝える学生ボランティアの姿が印象的で、小学生の子どもを迎えに来た親御さんからは「いつも助かっている。あんな素敵な高校生に育っていってほしい」という声も伺いました。「みんなで育ち合う」、地元に根差した素敵な活動です。